2021年。
新型コロナの影響で様々なモータースポーツが自粛されましたが、エンデューロ選手権も例外ではなく開催戦数を減らしての進行となりました。
今回の最終戦である仙台のSUGOではなんとか緊急事態宣言が解除されまして、無事に本来の形式の2デイズで開催されました。
2日間に渡って行われるレースではありますが、単日ごとに1戦扱いとなり初日と二日目の成績は個別に集計されます。
(年間成績とは別に2日間総合成績も別途表彰されます)
弊社のサポートライダーはイタリアの真紅のマシン、BetaのRR4T350(4ストローク:350cc)を駆るNAGmotorsの店主でもありライダーの長嶋選手と
同じくBetaのマシンではありますがRR2T125(2ストローク:125cc)を駆る現役高校生ライダーの青木琥珀選手の二人。
両名ともに国際B級のライダーでして最高峰の国際A級を目指して頑張っております。
●使用オイル
RR4T350(4ストローク:350cc)エンジンTORQUE15W50(ミッションYESPOWER)
RR2T125(2ストローク:125cc)エンジン(混合)R2Racing(ミッション YESPOWER)
2選手は今年全日本戦をあえて避け地方のエリア戦にてIA昇格を狙って戦ってきました。
(全日本戦にはスポットで参加しております)
・長嶋選手は東日本エリア戦に出場。
エリア戦はほぼ雨天に見舞われヘビーコンディションゆえにマシントラブル等で2戦リタイア。
それが響いてしまい昇格ならず。
・青木琥珀選手は年齢が16歳未満であるため公道を使ったレースがある東日本エリア戦を諦め、静岡を中心とした中部エリア戦に出場。
最終戦を首位で向かえたがメンタル面の弱さが出てしまい昇格を逃す。
両選手ともに順風満帆なシリーズではなかったものの、今回の全日本最終戦ではそれらの鬱憤を晴らす勢いで頑張ってくれました。
2デイズの初日を5位の好成績で折り返したのは長嶋選手。
地方戦とは違い全国の猛者たちが集まる全日本戦で26台中の5位は来年の戦いに期待が持てる感触を持たせてくれました(全日本は3名昇格なので来年の事を考えれば2位に相当)
今季はずっとリタイアばかりでしたので最終戦にはかなり気合も入っていたのだと思います。
ちなみに琥珀選手もこの日は長嶋選手に続いての6位。
赤いマシンを駆る2名は確実に上位の実力を持つことを証明してくれました。
そして最終戦の最終日。
まわりを驚かせる躍進を見せたのが青木琥珀選手。
一時は3位まで食い込む頑張りを見せてくれて最終結果は4位!
自分のメインレースである中部エリア戦で逆転を許し昇格出来なかった悔しさを爆発させた良いレースだったと思います。
長嶋選手もいぶし銀の走りで5位をキープ。
サポートライダーが4位、5位の同時入賞で2021年をめでたく飾ってくれました。
二人とも来年は全日本エンデューロ選手権をメインに戦うといってくれております。
2022年も両名の応援をどうぞよろしくお願いします。